Excel2013で、分かり難いINDIRECT関数を分かり易く説明します。
INDIRECT関数は、セルを参照する関数なので、参照するセルに名前を付けておくと分かり易くなります。下表で、「1週目」と「2週目」の数量の総合計を、INDIRECT関数を使い計算します。
■まず名前を定義します
「1週目」と「2週目」の数量範囲全体を選択します。
リボンの[数式]-定義された名前グループの[名前の定義]をクリックします。
新しい名前ダイアログボックスが開くので、名前を入力します。
ここでは「総合計」と名前を付けました。
■合計を計算します
合計するにはSUM関数なので、SUM関数と定義した名前を使った計算式を入力してみます。
=SUM("総合計") と入力しました。
しかし、#VALUEエラーになりました。
次にINDIRECT関数を使って、定義された名前「総合計」を参照します。
=SUM(INDIRECT("総合計"))
これで正常に合計ができました。
このように、INDIRECT関数は「名前の定義」と組み合わせて使えば、分かり易くなります。